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4.国保連合会での審査(点検)

(1)エラーの種類

 エラーは大きく分けて3種類あります。ひとつは、「一次エラー」でデータの項目誤りや各種台帳の基本部分との突合誤りを点検します。次は、「資格エラー」で二重請求や受給者台帳等の詳細部分との突合誤りを点検します。最後は、「上限審査エラー」で給付管理票との突合誤りを審査します。

エラーコード一覧(令和3年5月以降審査分) (PDFファイル:572KB)


(2)エラーの対応

 「一次エラー」、「資格エラー」については、「返戻」の対象を減少するため、該当事業所に連絡照会し、修正できるものについては本会で修正します。
また、「資格エラー」については、受給者台帳との突合によりエラーとなったものを保険者に対し、照会確認します。
なお、「一次エラー」、「資格エラー」とも修正できなかった場合、「返戻」の扱いになります。

「上限審査エラー」については、給付管理票と請求明細書の突合チェックの結果、給付管理票が未提出または返戻になったことにより突合ができないため、サービス事業所からの請求は、「保留」となります。ただし、居宅サービス計画費は「返戻」となります。
また、給付管理票に記載されていない事業所からの請求は、「査定減(0単位決定)」となります。


(3)審査結果通知

 審査結果通知は、「介護保険審査決定増減表」、「介護保険審査増減単位数通知書」、「請求明細書・給付管理票返戻(保留)一覧表」があります。
本会への照会は、帳票名と該当個所を明確にお知らせください。特に「返戻」についての照会は、「請求明細書・給付管理票返戻(保留)一覧表」の「備考」欄のコードと「内容」欄をお知らせください。

審査結果通知(PDFファイル:217KB)


(4)審査結果の対応

 「返戻」になったデータは、請求内容、返戻理由等を確認のうえ、翌月以降できるだけ早い時期に再請求してください。

「保留」になったデータは、本会で1ヶ月間だけデータを保留しますので、再請求は不要です。しかし、「保留」となった翌月においても給付管理票が提出されなかった場合は、「返戻」となりますので再請求が必要です。

「査定減」になったデータのうち、給付管理票に誤りがある場合は、居宅介護支援事業所に連絡が必要です。その場合、介護サービス事業所等からの再請求は不要で、正しい給付管理票が提出されると「査定減」分が復活します。


(5)給付管理票の再提出

 給付管理票の再提出時は、特に注意が必要です。給付管理票は、「作成区分」によって扱いが変わりますので、次のフローを参照し提出してください。

給付管理票作成区分の設定方法

新規

初めて給付管理票を提出する場合。
または、以前に提出済みの給付管理票(審査の結果、返戻となった給付管理票)について再提出を行う場合。

修正

以前に提出済みの給付管理票(審査の結果、正当と判断された給付管理票)について再提出を行う場合。

取消

1度提出した給付管理票を取り下げる場合。